当社 有限会社ねこのしっぽは、今国会へ提出された「児童ポルノ禁止法 改定案」に対し、強く反対の意を表すとともに、
全国同人誌即売会連絡会の『「児童ポルノ禁止法」改訂案への反対声明』に賛同いたします。
また、各界が表明している改定案反対の意見を支持いたします。
今回の法案改定案は「政府は、児童ポルノに類する漫画等(漫画、アニメ、CG、擬似児童ポルノ等を言う。)と児童の権利を侵害する行為との関連性に関する調査研究を推進する」という附則が付き、これは実質的に漫画・アニメ・ゲームなどの表現規制につながるものです。
「児童ポルノ禁止法」の本来の主旨、実在の児童を性的被害や虐待から守るための法律・取り組みについては、もちろん当社も支持するものであります。
ですが、今回の法改正案は児童ポルノの定義を曖昧にしたまま、本来の「実在する児童の人権保護」という目的・主旨から外れた「漫画やアニメ」にまで対策という名目のもとに、規制を加えるものです。
児童保護の名の下に、漫画・アニメへの過剰な表現規制を行うことは、創作表現の萎縮を招くものであると考えます。
これは日本の文化である漫画・アニメの発展を著しく阻害するものであり、重大な問題です。
当社は現在の曖昧な定義のままの法改正、表現の規制に強く反対する立場を表明いたします。
2013年5月31日
有限会社ねこのしっぽ
代表取締役 内田 朋紀
専務取締役 荒巻 喜光
▼ 提出された改定案
▼ 今回の問題点についての参考
▼ 各界の反対声明・意見書